string(15) "./pc/about.html" プログラミングファン
Programming Funとは
Programming Funは独学型のプログラミング教室です。小学校からプログラミングが必修化され、この数年雨後の筍のようにプログラミング教室が乱立してきました。その中で疑問もたくさん湧いてきました。

・そもそもプログラミング未経験の学校の先生がプログラミングを教えられるのか?
・「プログラミング講師募集。未経験者歓迎」の求人広告を多く見かける

これは誰のためにやっているのでしょうか?学校教育の現場は今後良くなっていくかもしれませんが、本当にこのような状況で本当に未来のIT業界を担うエンジニアが育つのでしょうか?また最近では「小学生でもプログラミングが出来るようになっているのだから、誰でも簡単にプログラミングを学べば普通のサラリーマンと同じように月収〇万円は稼げるようになる」と謳った広告も見かけます。そんな簡単にプログラミングが出来るならば、なぜIT業界は人材不足なのでしょうか?また、実際にIT業界の現場においては、質の悪い人材がどんどん増えてきているように思えてなりません。実際に私が働いていた20人くらいの現場では1年半で8人の人がクビになっている現状がありました。また、様々な現場で人が去っていくをかなりの頻度で目撃してきました。このような状況に陥っているこの世の中が酷く間違えていると思いました。こんな状況を作っているから、日本のITがどんどん世界に遅れてダメになっていくのだと思いました。このような思いから、プロのITエンジニアしか講師をやらない本物のプログラミング教室をやろうと思いました。これは令和元年のことです。この時、Programming Funのサイトをプログラミング教室として立ち上げました。サイト自体はオープンにしていませんでしたが、会場を選択して申込が出来る入力フォームやクレジット決済などの仕組みもどんどん作っていきました。

プロのITエンジニア、即ち今IT業界でエンジニアをやっている人が講師になるということはとても困難なことです。猛烈に忙しいITエンジニアが決まった時間にプログラミング講師をやるのは事実上不可能だからです。ここにはジレンマがありました。しかし土日祝日などであれば動けるエンジニアもいることから、土日祝日に丸1日開講するような仕組みを考えました。普通のプログラミング教室では毎週〇曜日の2時間枠などが多いと思うのですが、プログラミング教室の2時間という時間枠を考えると、事前説明、PC立ち上げ、PCの片づけを入れると20-30分くらいは費やすため実質手を動かしている時間がそれほど多く取れないものと思います。したがって、土日祝日でじっくり時間をかけて学べる環境はとても良いと思いました。知り合いのエンジニアでコミュニケーションが得意な人に声をかけて趣旨を説明したところ、賛同者が何人かいたのでいよいよ本格的に準備を進めようと検討を進めていました。

ところがこの当時、コロナ騒ぎが起きました。緊急事態宣言によって世の中はSTAY HOMEとなり、街には人がほとんどいなくなってしまいました。これでは、プログラミング教室をやっても人が集まらないだろうと考えてせっかく検討を進めていたプログラミング教室の構想を断念せざるを得ませんでした。

プログラミング教室では、実践的に楽しいことをテーマとした教材を考えていました。ネタ帳みたいなものを作ってこんなことやってみたら楽しいだろうな、などと考えてたものを書き溜めていました。そもそも私自身がこの業界にいることが出来たのは、小学生の頃にPCに触れ簡単なゲームを作ったり、楽譜から旋律をプログラムに変えて打ち込んで音楽を鳴らしたり、やりたいことを実現していくことに楽しみを覚えながら自然に技術を身に着けていたからです。大学の情報処理の講義でいくつかの言語を履修しましたが、講義は苦も無く理解できて成績はほとんど「優」で1科目も単位を落とすことはありませんでした。しかも実感として全然苦労していません。労せずこれが出来たのは、「楽しんでやっていた」からに他なりません。せっかく私が楽しいと思ったネタをこのままにしておくのがもったいないと思ったので、書籍にして独学型のプログラミング教室にしようと思いたちました。この思いを形にするためにProgramming Funのサイトを現在の形に作り変えました。

ITエンジニアで優秀だなと思う方を見ると、共通しているのは「仕事を楽しんでいる」人です。自らすすんで探求心をもって取り組む姿勢があります。またITを使って問題を解決し達成感を感じることが出来るため、結果を出せるのであると確信します。Programming Funは独学型のプログラミング教室ですので楽しくなければ継続して学びたいと思うことはないでしょう。ですので、以下のことを大切にしてProgramming Funを成長させていきたいと考えています。

・楽しいと感じること
・実現できる喜び、達成感を爽快に感じること
・やってみたいと思うきっかけを作る事

例えば、鉢植えを考えます。土が乾いたら水をやりをします。これを例えば、鉢植えにセンサーを埋め込んで、「土が乾いたら」「ポンプをONにして」「水を自動的にやる」のような事が出来れば、実用的で楽しいのではないでしょうか?これは私のネタ帳の1つですがこのようなことを教材として書籍化していこうと思っています。挫折しないように楽しいことを実現しながらいろいろな技術を身に付けていき、将来エンジニアを目指そうと思ったときに活躍できるレベルまで引き上げていけるものにしたいと考えています。これが実現できればエンジニアになるための一つの仕組みとしてProgramming Funが意義あるものとなると考えています。

本サイトは、現在一人で運営しています。私は現在も現役のエンジニアですので潤沢に時間があるわけではありませんが、私の考えるプログラミング教室の理想を作り上げるためライフワークとして進めていこうと思います。